冬が近づくとお肌の乾燥が気になってきますね

赤ちゃんの肌ってプルプルもちもちで潤ってて羨ましい

実はそれ、誤解です!
赤ちゃんの皮ふは大人より薄く、皮脂の出る量も少ないのでとても乾燥・敏感肌なんです
乾燥や繰り返す肌トラブルを放っておくとアトピー性皮ふ炎などアレルギーの発症につながることも
生まれてすぐからスキンケアを始め、赤ちゃんをアレルギーから守りましょう
スキンケアの基本は超シンプル!


このページでは正しい赤ちゃんのスキンケアの方法をお伝えします
赤ちゃんの皮ふの特徴
スキンケアの方法の前に赤ちゃんの肌についてお話しさせてください

1.乾燥肌
赤ちゃんは皮ふが薄いので水分を保つ機能が未熟です
またTゾーンと呼ばれる頭・おでこ・鼻以外は皮脂の分泌が少なく1年中乾燥しています
2.表皮が薄く肌バリアが未熟
赤ちゃんの皮ふ(表皮)は大人より薄くラップ1枚の半分ほどの厚みしかありません
ほこりや花粉、汚れなどから肌を守る「バリア機能」も未熟なのでアレルゲン(アレルギーの原因となる物質)が簡単に体内に入ってきます


その結果アレルギー疾患を起こしやすくなると考えられています
代表的な疾患にアトピー性皮膚炎、食物アレルギーがあります
3.暑がりで汗をよくかく
赤ちゃんは新陳代謝が活発なので大人の3倍も汗をかきます
汗は塩分などを含むため肌への刺激になってしまいます
そのままにするとあせもなどの肌トラブルを引き起こします
4.紫外線に弱い
赤ちゃんは紫外線から肌を守るメラニンという成分を作り出す力が弱いんです
紫外線の影響を受けやすいので、UV対策を行ってあげる必要があります

赤ちゃんをアレルゲンから守る表皮がしっかり作られるのは3歳くらいと言われています
それまで赤ちゃんの肌を保湿で補ってバリア機能を強くして、健やかな肌を育てていきます
0〜3歳くらいまではスキンケアにしっかりたっぷり手間をかけてあげましょう
《シンプル肌育》スキンケアの基本
最初にお伝えしたようにシンプル肌育のスキンケアは

これだけです!
このシンプルなケアの繰り返しが赤ちゃんの健康な肌を育てます
1)スキンケア(準備編)
洗浄料・保湿剤選び
赤ちゃんの肌はデリケートです
スキンケア製品を選ぶときも低刺激・赤ちゃん用のものを選びましょう
- 低刺激・赤ちゃん用のものを選ぶ
・皮膚/食物アレルギーテスト済みのもの
・新生児/乳幼児でテスト済みのもの
・香料/着色料/アルコールなど肌に刺激になるものが入っていないもの など - 弱酸性のものを選ぶ
皮ふは弱酸性なのでアルカリ性の洗浄料で洗いすぎると肌トラブルの原因となります - アロマ(香料)/オーガニックなどは要チェック
きちんと精製されていないオーガニック製品は肌への刺激となりトラブルの元です
皮ふアレルギーテストをクリアしたものを選びましょう
アロマ(香料)も赤ちゃんには不要です
\おすすめの洗浄剤・保湿剤/
肌の乾燥具合/季節に合わせた保湿剤の選び方
保湿剤の成分は水分と油分です
乾燥した肌には油分が多いものを選びましょう
季節によっても肌の乾燥具合は変わってきます
健康肌であれば、春夏はサラッとしたローションタイプ
秋冬はしっとりしたクリームタイプがおすすめです

2)スキンケア(洗う編)

それでは赤ちゃんのお肌をきれいにしていきましょう
洗う回数は汚れ具合にもよりますが、1日1回は洗浄料を使って全身を洗ってあげましょう
❶洗浄料をしっかり泡立てる
泡で洗うことは肌への刺激が少ないだけでなく、洗浄力も高くなります
泡だてネットを使ってしっかり泡を作りましょう
泡タイプの洗浄料を使うと時短になりますよ

❷手で!優しく洗う
スポンジやタオル、ガーゼは肌への刺激が強いのでNG!
たっぷり泡を手にとって、ゆで卵の表面をなでるように優しく洗います
体を洗う順番を決めておくと洗い忘れを防げます
決まった順番はありませんが、私は
頭→顔→首→胸・お腹→両手→両足→(ひっくり返して)背中→お尻
がおすすめです
最初は頭・顔、最後はお尻、上から下へ洗っていくといいと思います
⚫︎ベビーバスはなくて大丈夫
シャワー付きの洗面台や、パパママの膝の上、スポンジマットの上などしっかりシャワーを使える場所を選びます
ベビーバスで洗う時も、赤ちゃんを温める必要はないのでお湯を貯める必要はありません

⚫︎赤ちゃんの足先からソフトな水流のシャワーをかけます
急に頭や顔にかけるとびっくりするので気をつけて
赤ちゃんが落ち着かない場合は薄手のタオルをお腹にかけてあげましょう(なくてもOK)

①頭
頭は他の部分より皮脂の分泌が10倍!
頭髪専用のヘアシャンプーを使います
泡で指の腹を使って優しくもみ洗いします
爪を立てないように気をつけて!

②顔
おでこ・ほっぺた・あごの4か所に泡をつけます
くるくる円を描くように肌をなでて洗います
すぐ洗い流せるようにシャワーを準備します
目の周りを円を描くように洗い、目は上から下にまぶたが閉じるように洗います
目に入って痛がる前に頭・顔にシャワーをかけて流します
少し頭を起こすようにすれば、鼻や耳にお湯が入るのを防げます
耳をふさがなくてOK(鼓膜に負担がかかるので)
どうしても顔にシャワーをかけるのに抵抗がある場合は、ガーゼにお湯をたっぷり浸して優しく拭います(流し残しに注意!)


③首
首のくびれには汚れがたまりやすいです
奥まで指を入れてていねいに洗ってあげましょう

④胸・お腹
手のひら全体を使ってたっぷりの泡で大きく円を描くように洗いましょう

⑤わきの下・腕・手
汗腺の多いわきの下や、腕やテク首のくびれに注意して洗います
手でリングを作って腕を優しくつかみ、くるくる回しながら洗うとスムーズです
指の間もほこりが溜まりやすいので1本1本開きながら洗います

⑥足
足の付け根やひざの裏、足首、お股とくびれがたくさん
くびれに指をそわせて奥までよく洗いましょう

⑦背中・お尻
片手で赤ちゃんのわきを、もう片方の手で頭を支えます
わきを支えている方の腕に赤ちゃんをもたれさせるようにしてひっくり返します
ひっくり返すのが難しければ、仰向けのまま背中とお尻を洗ってもOKです
胸やお腹と同じように手のひら全体で優しく洗います
男の子は、おちんちんとタマタマの間や裏も指を入れて優しく洗います
女の子は溝をお腹側から肛門の方向へなでるようにとくに優しく泡で洗います
デリケートな部分なのでゴシゴシこすったり、会陰の内側まで洗うのはやめましょう!

❸シャワーでしっかりていねいに洗い流す
洗浄料が残っているとそれが肌トラブルの原因となります
ベビーバスを使っている場合、中に入れたお湯で洗い流しても泡や汚れが含まれているので洗浄料を十分流しきれません
ソフトな水圧のシャワーで洗い流すか、きれいなお湯で掛け湯して洗浄料をしっかり流しましょう
お湯の温度は37〜39℃で!(温度が高いと乾燥・刺激の原因に)
顔・頭を流す時は、耳や鼻にお湯が入らないように少し頭を起こしてシャワーで流します
耳を塞ぐ必要はありません(鼓膜に負担がかかるため)
赤ちゃんは顔にお湯がかかれば自然と目をつむるので心配ありません
多少目にお湯が入っても大丈夫です

沐浴の場所はシャワーがあるところを選びましょう
❹こすらず押さえぶきする
お風呂上がりもゴシゴシふくのはNG!
柔らかいタオルで押さえぶきしましょう
そしてすぐに保湿タイムへ!
お風呂上がりの肌はとても乾燥しやすいので5分以内の保湿を目指しましょう!

3)スキンケア(保湿編)

きれいに洗ってあげたら次は保湿です!
❶手を洗ってきれいにする
容器に入った軟こうは直接指で触ると雑菌が繁殖してしまいます
雑菌が繁殖したクリームを肌に塗りつけることになり湿疹を発症・悪化させる原因に!
保湿ケアする場合は必ず手を洗い、清潔な手で塗ってあげてくださいね

❷必要な量の保湿剤を塗る
クリームタイプなら人さし指の関節1つ分
乳液・ローションなら500円玉大で体の各部分に塗り広げます
ゴシゴシ塗りは肌への刺激になるのでNG
両手のひらに伸ばした後、ぺたぺたスタンプのように押しつけて塗り広げましょう



スタンプ塗りは子どもが自分でスキンケアする時も簡単でおすすめです
ママやパパもこの時に自分の顔や体にさっと保湿剤を塗っておき、
赤ちゃんのケアが終わったら改めて自分の肌をケアしましょう
日中の清潔・保湿のポイント

洗浄と保湿はセットです!
10回きれいにしたら10回保湿する心がけが大切です
肌の調子にもよりますが、1日に朝晩2回のスキンケアは最低限してあげてください

⚪︎朝起きた時や、日中は汚れたら濡れタオルでこまめにふく→保湿
⚪︎汗をかいたら濡れタオルでふいてあげます(必要ならお着替えも)
⚪︎気になったら洗浄料なしで軽くシャワーを浴びてもOK
⚪︎顔まわりは特に注意!ミルクや食べ物の塩分、よだれの消化酵素が口まわりについたままだと肌荒れを引き起こします
授乳や離乳食の前に保湿、終わったら濡れタオルでふいて保湿しましょう
⚪︎オムツ替えの時、お尻の拭きすぎに注意してお尻をふく時にこすったり、お尻拭きの成分が肌トラブルの原因になります
うんちの回数が多い時は座浴でお尻だけ洗ってあげたり、濡らして軽くしぼったコットンなどでふきとってあげましょう
月齢によって肌トラブルが起こりやすい場所も変わってきます。とくに皮ふが重なるシワが多い部分は要注意こまめにケアしてあげましょう
紫外線と上手にお付き合い(UVケア)
何かと悪者あつかいの紫外線(UV)ですが、実は赤ちゃんの健康にとても大切な存在です
紫外線を浴びると、皮ふの中でビタミンDが作られます
・骨/カルシウム代謝の正常化
・免疫調整作用
・がん、感染症、自己免疫疾患などの予防
・糖尿病予防
・精神疾患:鬱病・社会不安障害予防
・脳神経:認知症予防
・筋力低下予防
・死亡率低下:アンチエイジング
など
ある程度の日光を浴びることはビタミンD不足を予防するために必要なんです
天気や季節によりますが、1日15分お外にいるだけでも必要なビタミンDは作られます
極端に紫外線を怖がらず、紫外線ケアを正しく知ってお散歩を楽しみましょう
季節事のスキンケア
春
⚫︎春にはスギやヒノキなど花粉が飛んでいます
「花粉を家に持ち込まない」+「こまめな掃除」を心がけて
⚫︎春先は強い風がふいたり、空気も乾燥しがちです
保湿をして外遊びに出かけましょう
⚫︎4月以降は紫外線量も真夏と同じくらい多くなります
UVケアも忘れずに夏に向けて徐々に慣らしていきましょう
夏
⚫︎紫外線が強いので、夏のお出かけはしっかりUVケアをします
脱水症状を起こさないよう、こまめな水分補給をし、長時間の外出は避けましょう
⚫︎汗対策が欠かせません!
汗をかいたらぬれタオルで優しくふくか、シャワーでさっと洗い流しましょう
汗とりパットやエアコンを使って夜間の寝汗の対策も忘れずにします
汗を吸い取りやすい衣類とこまめな着替えも大切です。
⚫︎虫の活動が活発になります
虫が多い場所に行く時は薄手の長袖、長ズボンを着て肌を守りましょう
家の中でもダニなどが発生しやすくなります
ふとんをこまめに干したり、ぬいぐるみやカーペットなども洗濯・掃除をしておきましょう。
秋
⚫︎乾燥シーズンに突入です!
保湿剤もクリームタイプに変えていきましょう
⚫︎気温が下がる時期なので服装にも注意です
通気性の良い衣類を重ね着し、様子を見なが調整してあげます
ニットやフリースなど肌へ刺激になりやすい衣類を着るときは、コットンの肌着を1枚着せてあげましょう
⚫︎春と同様、花粉が飛びやすい時期です
「花粉を家に持ち込まない」+「こまめな掃除」を心がけて
冬
⚫︎空気が冷たくなる季節です
暖房や空気の乾燥でお肌もカサカサです
部屋の中はしっかりと加湿し、肌は十分な保湿ケアをしてあげましょう。
⚫︎家にこもりがちになるのでお部屋の換気と掃除をします
クッションや毛布など肌に触れるものはこまめに洗濯して清潔に過ごしましょう
⚫︎風邪対策で体を温めた方が良いと思う人が多いです
ですが、温め過ぎは肌トラブルの原因になります
必要以上に厚着をさせないように注意しましょう
お風呂の温度は38〜39℃にし、湯船につかる時間も長くなくて大丈夫です
肌育のための衣類選び
肌に直接ふれる衣類は刺激の少ないものを選びます
赤ちゃんや子どもは活発量が多く、新陳代謝も活発なため汗っかきです
ママたちは寒いんじゃないかと心配していつの間にか厚着させてしまっていることも多いです
『赤ちゃんの服は大人より1枚少なく』
を目安にしましょう
お肌を守るお部屋づくり
肌にいい環境は、室温・温度が適度に保たれ、空気がきれいであることです
ほこりやカビを増やさない、掃除しやすい環境に整えましょう
家族みんなでシンプル肌育を
「ただでさえ時間がないのにスキンケアまでするのは大変」と思われるママも多いかもしれません
その気持ち、めちゃくちゃわかります!
まずはできることから、お風呂の時のスキンケアから始めてみませんか?
スキンケアは赤ちゃんの肌を育てる大切な時間だけでなく、赤ちゃんにとって家族と触れ合える愛情のスキンシップタイムでもあるのです。
毎日頑張ってるママ自身も一緒にスキンケアをし、子どもだけでなく家族みんなで肌育の習慣を身につけていきましょう

この記事を読んで聞きたいことや不安に思うことがあればいつでもコメントやメールでご連絡くださいね





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